坂東さん
市内には大小合わせて80機場以上の雨水排水施設があり、その維持管理を担当しています。具体的には、月次の点検で異常がないか確認したり、必要に応じて施設の修繕を行ったりしています。

坂東さん
以前から存在は知っていたのですが、ちょうど設備に少し影響が出始めていた部分もあったため、「一度試してみよう」というのがきっかけです。

坂東さん
発動機内部の部品が傷ついて、本来の性能を十分に発揮できない恐れがありました。メーカーに確認してもらったところ、燃料中のスラッジが原因ではないかという見解でした。他の部分にも影響が出ないよう、今回対応することにしたという流れです。

坂東さん
予算的に対応可能な範囲だったので、お願いすることができました。公費を使う立場として、費用に対して非常にシビアに見ていますが、それでも燃料をすべて入れ替えるよりも大幅にコストを抑えられたと思います。

坂東さん
安全管理がしっかりしていて、施工の段取りもスムーズでした。燃料を抜き替えるとなると1週間ほど設備を止める必要がありますが、今回は半日程度で済んだので助かりました。最悪、そのまま運転を続けても問題ないとのことでしたので、こちらとしても安心できました。

坂東さん
率直に「ああ、やっぱり汚れていたんだな」と。ただ、想像していたよりは綺麗だったので、現時点での施設の健全度を確認できたという意味では、大きな成果でした。もし錆由来のスラッジが確認されれば、「どこかに錆の原因がある」ということも見えてきますし、配管やタンク本体の更新を検討する材料にもなります。結局、やってみないと分からない部分は多いですよね。

坂東さん
あります。今回対応した施設は、比較的燃料の入れ替え頻度が高い場所でしたが、何年も備蓄されたままの施設もあります。今年度中に、そうした施設のうち1か所を改めてお願いする予定です。その際には、燃料の抜き取りや状態確認も合わせて行ってもらい、優先順位を付けて順次対応していこうと課内で話し合っているところです。