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地域の医療を支える東京臨海病院 『災害拠点病院と燃料油メンテナンス』
- クライアント
- 日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院
- 業種
- 医療
- 作業対象
- 非常用発電機用 地下タンク
- 契約時期
- 2023年2月
江戸川区で温かく親しみにあふれる医療を提供している、日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 事務部 施設管理課 課長 姥貝さまへお話を伺いました。
初めに貴院について教えてください。
姥貝さま:貴院は2002年に開院し、今年で23年目を迎えます。病床数は400床を有し、地域医療の中核を担っています。また開院当初から災害拠点病院に指定されています。
弊社との契約のきっかけは何だったのでしょうか。
姥貝さま:A重油タンクの循環ろ過に関するご提案の電話をいただいたことがきっかけです。当院は東京都から災害拠点病院に指定されているため、災害発生時に必要な機能が問題なく稼働するよう、日頃から備えておくことが大前提とされています。当院にはライフラインの確保のため、非常用発電設備とA重油 25,000Lのタンクが2基あるのですが、タンク内のA重油の管理には頭を悩ませていました。
インタビュアー:そうですよね。非常用で備蓄されている燃料油は、なかなか使用されないこともあり水分やスラッジ(汚れ)が溜まりがちになります。
姥貝さま:災害時に滞りなく非常用発電機を稼働できるよう、燃料油は綺麗に保っておきたいという気持ちはありましたが…。A重油を継ぎ足しながら使用していたため、現状どれだけスラッジが溜まっているか分からない状況でした。そのため、一度汚れた燃料油を全て捨てて、新しい油に入れ替えるしかないと思っていましたが、ろ過できると聞きそれは良い方法だと思いました。
実際にロカクリーンをやってみていかがでしたか。
姥貝さま:本当にやって良かったです。25,000Lの燃料油を破棄することなく、ろ過して戻すことが出来るなんて。破棄するのはもったいないですし、処分代もかかります。環境にもコスト面でも非常に助かりました。
実際に燃料油の汚れなどをみてどのように感じましたか?
姥貝さま:実際にろ過を行う前に、抜き取り検査をしてもらい、水やスラッジが溜まっている現状を見させてもらいました。目で見て確認できたこともあり、ろ過をしなければならないと強く感じました。
①フィルター内部の状況 水分を含んだスラッジを採取 ②燃料サンプル 【左:ろ過作業後 右:ろ過作業前】
インタビュアー:弊社は作業員を外注するのではなく、弊社の社員で施工できるのが強みです。作業員の施工はいかがでしたでしょうか。
姥貝さま:段取りもよくてバッチリでした。初めて見る機械もありましたが、説明していただきながら作業してもらえたのも良かったです。目の前で見させてもらいながらの施工は、結果だけを出されるより説得力がありました。
ろ過の結果をご覧になって、いかがだったでしょうか?
インタビュアー:結構な量のスラッジがとれましたね。
姥貝さま:やはりすごく溜まっていましたね。これだけの量が溜まっているということは、長い間何も対策を講じていなかったということです。他にも同様の状態にある病院はたくさんあると思いますし、需要は非常に高いのではないでしょうか。災害拠点病院の機能を維持する為には、ライフラインの確保が必要不可欠です。燃料油は災害対応に直結する部分になるため、ニーズは高まる一方だと思います。多くの人は燃料油を入れ替えるしかないと考えているはずですから。
インタビュアー:分析結果ではスラッジと水分量の数値が大幅に変化していますね。*1末尾に性状分析結果有
姥貝さま:こんなに綺麗になるとは思わず、非常に驚きました。特に水分量とスラッジ量が大幅に減少していることには感心しました。燃料油の管理は、災害拠点病院のようなタンクを持つどこの病院にとっても課題になっています。何年も置いておくと劣化もしていきますし、入れておけば良いというものでもないので。災害時に地域の医療を支える為にも、いざという時に備えておくことが非常に重要だと考えています。
~編集後記~
姥貝さん、この度は貴重なお時間をいただきありがとうございました。
燃料油メンテナンスに対し、「絶対に需要がある!」と何度もお墨付きをいただき嬉しい限りです。
今後ともお役に立てるよう精進してまいります。よろしくお願いいたします!