今回は情報を取り扱うプロフェッショナルとしてお客様の情報の管理を行うＮＸワンビシアーカイブズ様の西木様と髙山様にお話を伺ってみました。

まずはＮＸワンビシアーカイブズ様の事業内容を教えてください。

西木さん：また弊社では紙資料やデータの引取りから保管、お届けまでワンストップでサービスを提供しております。非常時でも可能な限り集配を継続したいと考えており、そのための燃料確保が重要な課題になっていました。

コンボルト型タンクを知ったきっかけを教えてください。

髙山さん：我々の仕事は機密性の高い情報（保管物やデータ）を預かる事です。
阪神淡路大震災の経験から BCP 対策を意識してはいましたが、東日本大震災では燃料を運送するタンクローリー不足から車両を動かす為の燃料を入手する事がかなり困難な状況が発生しました。近隣のＳＳ(サービスステーション)にも頼る事が出来ず、集配用の燃料対策に本格的に取り組む必要があると考えました。
東日本大震災後から緊急時の燃料に関するサービスを取り扱う企業が増え、調査を進めていく中で三和エナジー様が取扱いされているコンボルト型タンクを知りました。

納入させていただいたコンボルト型タンクはどちらからの提案だったのですか。

当時コンボルト型タンクに懸念点等はございましたか。

髙山さん：弊社センターでは機密性の高い情報をお預かりしている為、火災への備えを最重要課題としております。敷地内に給油所を設置するにあたり我々自身にも不安がありました。また弊社は昔ＳＳ(サービスステーション)の運営も行っていたことから、SS の運営や燃料の取扱いに詳しい経営陣からも安全面の課題を指摘されていました。
これに対し、コンボルト型タンクの耐火性や耐久性の高さ、地下タンクとは異なり地上に設置することで万が一燃料漏れを起こした場合でも迅速に対処できること、設置時の掘削工事が無く環境面への影響を低減できることなどをプレゼンし、導入が決定しました。

実際に導入した後の社内からの反応はいかがでしたか。

西木さん：導入以降、有事に備えて社内で年に 2 回訓練を行っています。訓練で実際に使用したドライバーからは特に苦情もなく良好です。
髙山さん：震災等のいざという時に燃料を求めてさまよう懸念が無くなったという声もあり、ドライバーの皆さんにも安心感を持っていただけていると感じています。これはお客様の安心感にも繋がると思います。

訓練を社内で行っているんですね！

髙山さん：社員全員の意識を向上できるように訓練の様子を社内のポータルサイトにアップしています。いいね！も沢山つきました！社員一人一人の意識が大切だと思います。今回、タンクを目視できる場所に設置したことで、社員の意識向上にも効果があったと感じています。

三和エナジーに求めることを教えてください。

髙山さん：今回、弊社では緊急時の燃料配送型サービスではなく自社で燃料を保有するコンボルト型タンクを採用しました。ただコンボルト型タンクで一定の燃料を確保できたとはいえ、被害が長期化し SS の復旧が遅れた場合どのように追加燃料を確保してくのかという課題を抱えています。その対策で何かお力を貸して頂ければ非常に嬉しいです。