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社会医療法人きつこう会「然るべき企業と契約を結びたい」災害拠点病院を支えるEESS
- クライアント
- 社会医療法人きつこう会
- 業種
- 医療・介護・予防サービス
- 給油対象物
- 非常用発電機
- 契約時期
- 2021年10月
2024.4.9
大阪市西部で医療・介護・予防サービスを展開している、社会医療法人きつこう会 法人本部ファシリティマネジメント部 部長 今村さまへお話を伺いました。
契約の背景
インタビュアー:まずは導入の背景を教えてください。
今村さん:阪神淡路大震災が起こった翌年の1996年(平成8年)から、厚生労働省は災害拠点病院(災害発生時に災害医療を行う医療機関を支援する病院のこと)の指定を行っていました。それが一気に進んだのが、東日本大震災が起こった2011年(平成23年)の3月11日以降です。我々きつこう会の中核病院である多根総合病院も、震災の2か月後に災害拠点病院に指定されました。
災害拠点病院というのは、災害発生時に必要な機能が問題なく稼働するように、日頃から備えておくことが大前提とされています。しかし多根総合病院は、震災発生10日前の2011年3月1日に新築移転したことから、災害拠点病院に指定されることを前提としておらず、我々としては幾つかの大きな機能が充足していない状況でした。そのひとつが「72時間の燃料確保」です。
インタビュアー:72時間…災害時などの人命救助のタイムリミットのことですね。停電時にも、72時間稼働できる非常用発電機と、それを動かす燃料が必要とされています。
今村さん:当時、病院を建てる際に、そのような「発電機を72時間動かせる燃料確保」は求められていませんでした。そこで不足分については、近くの燃料供給所と協定を結ぶことで指定要件を満たしていると判断していただいたものの、協定を結んだ事業者様は平日普通に営業している給油所でしたので、日曜日や夜間は営業していないなど、本来求められる24時間365日稼働できる機能が充足していないという課題は残ったままでした。
こうした背景から、燃料供給については然るべき企業と契約を結びたいというのが我々の望みでした。そこで複数社比較をさせていただき、その中で御社に行き着いたという次第です。
弊社を知ったきっかけと選んだ理由
インタビュアー:弊社を知ったきっかけは何だったのでしょう?
今村さん:インターネットで検索したのが最初でした。
インタビュアー:選んでいただいた理由もお伺いしていいですか。
今村さん:関西にもそういったサービスを行っている企業はいろいろありましたが、最後の決め手はやはり拠点が近かったことです。 神戸や南大阪方面にも候補が複数社あったのですが、極端な話、何かあったら人の力でも運べる企業を選びました。
契約して良かったこと
インタビュアー:まだ実働はしたことはありませんが、契約をして良かったことはありますか?
今村さん:その話に直接は繋がらないかもしれませんが…。きつこう会は、多根総合病院が中核病院であり、他に多根記念眼科病院や多根脳神経リハビリテーション病院、多根第二病院など、大阪市の西部で複数の病院をグループとして抱えております。そこでも患者さんを受け入れていますから、まずは総合病院が健康な状態でいないと。御社との契約では、これら複数の病院も対応していただけるのか相談させていただきましたが、お受けいただけるとのことでしたので、それまでの不安も軽くなりました。
これを受け、各施設の責任者には、このような契約を御社と結んでいるということと、緊急連絡先の一覧表も共有をさせていただいて、何かあった時にはまずこれを思い出して対応できるようにしてくれと伝えています。
クライアントPR
インタビュアー:最後に、貴法人のPRをお願いします。
今村さん:多根総合病院は大阪府の災害拠点病院の中では珍しい民間病院です。新型コロナウイルス感染症流行時にも民間病院の中でも早期より患者さんを受け入れた病院のひとつになります。
今後も地域の皆様からの期待に応えられるよう、現在、大阪市西部で分散している各系列病院や施設を多根総合病院の近辺に集約する計画を進めています。災害時や水害時に道が封鎖されても、レスキューヘリが離発着できるヘリポートや、施設間を横断し行き来できる上空通路を整備する予定です。
また私たちには、社会福祉法人亀望会という兄弟法人をグループに持っていますが、そこではケアハウスコスモスガーデンや特別養護老人ホーム江之子島コスモス苑など、高齢者福祉事業も展開しています。これからも医療・介護・予防のサービスをシームレスに展開し、皆様に愛され信頼される病院を目指し続けます。
クライアント詳細
- クライアント名:社会医療法人きつこう会(多根総合病院)
- 法人所在地 :〒550-0025 大阪府大阪市西区九条南1-12-21
- インタビュイー:法人本部 ファシリティマネジメント部 部長 今村さん
編集後記
今回は、社会医療法人きつこう会の今村さまにお話を伺いました。
社会的責任の大きい災害拠点病院さまの、安全を保持する機能に弊社が組み込まれていると聞いて、さらに身が引き締まる思いでした。
社会医療法人きつこう会さま、今村さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。